この記事では，プログラミング初学者によるRuby on Rails Tutorial学習中のつまずきを章別に共有します。一覧は次のページに用意しています。 はじめに | 初学者によるRuby on Rails Tutorial学習記録

2章の所感

2章では，データベースやherokuを使います。この辺の連携や認証でかなりつまずいてしまいました…。

データベースをmysqlへ

Ruby on Rails Tutorialでは，データベースにPostgreSQLを使っていますが，複数の記事でMySQLが推奨されていることや，職場でもMySQLが使用されていることから，MySQLを使用することにしました。

Gemfile

削除するgem

• sqlite3
• pg

追加するgem

• mysql2 Gemfileを編集したら

bundle install
bundle update

します。

mysqlでデータベースを作成

mysql -u root -p //まずはroot権限でログイン

パスワードを要求されるので，何も入力せずにEnter。初期設定ではパスワードが設定されていません。

create database toy_app;

データベースのテーブルやらなんやらは教材の指示に従えばOKです。

config/database.ymlの設定

この辺から私にはややこしかったです。config/database.ymlを書き換えます。ここには，データベースに関する設定が書かれています。どこまで信用できるかはわかりませんが，私の設定を書いてみます。

default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8
  reconnect: false 
  pool: 5
  timeout: 5000

development:
  <<: *default
  database: toy_app     //さっき設定したdatabase名
  user: root
  password:

test:                  //まだtestは使わないのでとりあえずこの状態で
  <<: *default

production:
  <<: *default
  url: <%= ENV['DATABASE_URL'] %>      //これ以降になにが書いてるかは後でわかります
  database: <%= ENV['DB_NAME'] %>
  user: <%= ENV['DB_USER'] %>
  password: <%= ENV['DB_PASSWORD'] %>

default, development, test, productionの4つに別れていて，開発中に使う設定はdevelopmentに，herokuにアップロードした後の本番環境で使う設定はproductionに書いてあります。testはこの時点ではあまり気にする必要がありません。defaultは全てに共通して設定したい項目です。

rails db:migrate

とりあえず開発環境でのデータベースの設定が終わったので，

rails db:migrate

をします。ここでエラーが出る場合は，これまで設定したGemfile, gem mysql2, database.ymlを疑ってください。

heroku

herokuでmysqlを使うための設定をしていきます。Qiitaにわかりやすい記事がたくさんあるので，この部分はお任せしちゃいます。

Herokuへのデプロイ方法【Heroku+Rails+MySQL】

補足として私がつまずいたことを記録しておきます。

heroku config

heroku configでは，DATABASE_URLをmysql2で始めることに注意します。

SSLとherokuのstack

git push heroku main

すると，SSL認証に失敗したという旨のエラーが起きました。しかし，cleardbの無料プランigniteでは，SSL認証は使えません。heroku-20ではなくheroku-18に変更することで解決しました。（理由はいまいちわからない…。）

heroku stack set:heroku-18